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はじめに

 今回の記事は「自作パソコン」というものについて書いていこうと思う。

「自作パソコン」とは何かについては後述の通りだが、私が自作パソコンに興味が湧いたのは実際に組み立てることとなった2017年から数年前のことになる。何か具体的なきっかけがあったわけではないが、それこそこのブログを立ち上げたときのように、何か漠然とした”行動したい”という欲求が私の中に渦巻いていたのだ。

当時から情報を集めてはいたが、自作パソコン界隈で言われるところの「今は時期が悪い」という状態がずっと続き、停滞してしまっていた。この時期が悪いというのは、パソコンを構成する部品の市場価格であったり、部品の規格が更新させる云々のタイミングであったり、あとは単純に私自身の私生活においてのタイミングであったりする。

今回、といっても執筆時点からもう一年も前になるのだが、とにかく今回遂に私が踏ん切りをつけて自作パソコンに取り掛かったのは、つまるところ「悪くない時期が来た」と私自身が判断したからに他ならない。これはあくまで私の主観であるため、なぜ2017年7月が時期として良かったのかについては割愛する。また、デスクトップパソコンならではのデスク環境に移行したいという思いも挑戦への後押しになっていた。


「自作パソコン」とは

 自作パソコンとは、
ユーザ自身がパソコン部品を用意して組み立てたパソコンのこと
である。

もう少し詳しく説明するが、結局は上記のとおりである。

自作パソコンという選択肢

 パソコンといえば、コンピューターメーカーから販売されている「メーカー製パソコン」を購入し使用することが一般的であるが、自作パソコンでは自分でパソコンを構成する部品を買い集め、自身で組み立てる必要がある。

かつてはそうすることでメーカー製のPCと同等の性能を自作した場合により安く組めるというメリットもあったが、近年ではそういった価格的メリットはあまり見受けられなくなったようだ。

自作パソコンの場合、メーカー製パソコンと違い動作保証といったものはなく、そういった意味ではより多くのリスクがある選択肢であるにもかかわらず、なぜ組み立ての手間までかかる自作パソコンという選択肢があるのだろうか。


自作パソコンの長所

私自身が魅力に感じていた要素としては、
  1. 自分の用途に最適化された部品構成の実現
  2. 不要なソフトウェアがインストールされていない
  3. 購入後のカスタムが容易
  4. パソコンを構成する部品や立ち上げの設定について知識が深まる
などが挙げられる。

他にもOSの選択肢が多いことや、パソコンケースの選択肢拡大によるデザイン・インテリア性の向上など細かなところは多数あるが、私としては上記4点が自作パソコンに踏み切った大きな理由となる。

それぞれの点についても詳しく説明しようかと思ったが、結局は書かれている通りだ。

出来合いのものではなく、俺の俺による俺のためのパソコンが欲しくなったのだ。


自作パソコンの短所

 自作パソコンは短所も多い。むしろ多くの人にとってはデメリットの方が多いと言ってもいいだろう。
  1. パソコンを組む上での最低限の知識が必要
  2. 部品の個別購入、組み立て、ソフトウェアの立ち上げなどの労力が発生
  3. 部品の接続や設定のミスによりトラブルが発生、最悪起動不可
  4. 組み上がったパソコンの動作保証なし
  5. 故障時は原因特定、対応はすべて自力
もちろん長所と同様に、ここには書ききれないほどの細かな短所は他にもあるだろうが、つまりは全部自己責任になってしまうということだろう。

あとは自作パソコンといえばその殆どがデスクトップパソコンになるためノートパソコンを使用する場合と比べて場所を取り、持ち運びができなくなるということになる。厳密にいえばこれはデスクトップパソコンの短所にはなるのだろうが、これもデメリットの一つなのかもしれない。


自作パソコンのはじめかた

 前述の通り自作パソコンはそれを行う上での最低限の知識が必要となる。

しかし、自作パソコンで覚えなえればいけないことはそう多くはない。

・パソコンを構成する部品の種類

極論としては、これだけである。

というのも、これさえ知っていればあとの作業は自ずと決まっていくからだ。

自作パソコンには特別な道具、技術的ノウハウ、資格といったものは必要ない。

必要な部品さえ揃えば、あとはそれを付属の説明書のとおりに組み立てるだけなのである。

なので、必要な部品の種類さえ知っていれば、あとは自分の目的に合ったものを選定し、注文し、組み立ててしまえばもうそれで自作パソコンの完成となる。

もちろん実際はもっと覚えることはあるのだが、まずはここから覚えておけば概ね問題はない。

詳しく書かれた書籍が多数出版されているほか、自作パソコンについてまとめれているサイトや解説動画がネットには溢れているので、好きな方法で覚えるといいだろう。

私の場合はこちらのサイトを熟読して自作パソコンに臨んだ → VIPで自作PC @ Wiki

リンク先のメニューを上から順番に読んでいけば、必要な部品はもちろん、他にも必要な知識が身につく。

実際にどういう部品構成が必要なのか等々は上のサイトを読んでもらうとして、それを踏まえた上で私が実際に購入した部品についての説明はまた次回にしたいと思う。

自作パソコンをやらない人でも、上のサイトはパソコンを使用する上で有用な情報がまとめられているため一読してみるといいだろう。